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七夕考

2SCN0068.jpg

その日の空に星を見た記憶が遠い。
七月七日が晴れたのは、
過去50年遡ってみても10日ほどらしい。

笹に吊られた短冊は雨に濡れ
願い事は滲んでしまい、悲しげに揺れている

のだが、

「ちゅーか、そもそも他人の逢瀬を下から覗くやなんて趣味悪いんちゃうん?
 しかも儂らの恋愛に便乗して願い事って、どういう了見やねん!
 言うとくけどな、此処は天界やねん!
 今年もお星さま見えなくて儂ら二人がかわいそう?
 はあ?よー考えや。雲の上やぞ。
 毎年逢うてるゆーねん、織姫たんと。
 そら、多少は流れ速よなんで、梅雨時やからな。
 そやけどな、君らから見えんから都合ええねん。
 ちょっとやばいかなあ思てんけど、
 今年なんか素っ裸で天の川渡ったっちゅーねん。
 どや?羨ましいやろ?」

などと言う
牽牛の言、聴こえし
長梅雨の晴れ間。
虚構の如き碧空。

酷暑故、
脳沸きし午後。
気持ち溶けし夕刻。

東北や北海道の七夕は八月七日であるらしい。
その日もう一度、大阪で空を見上げる。
今年も七月七日に見得なかった川を見るために。
私の想いを届けるために。

万一、雨天であらば、
君を見習い
濁流、泳ぎ切る所存。
渡り切る所懐。


「コントレール」
 by B-DASH

 https://www.youtube.com/watch?v=8v9PrP7wDyQ&list=PL5ebBsRyJOha-kdUlio8v0P94olXZ8bhC&index=11


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或る一節(Some paragraph)

2DSCN0275.jpg19年と1656kmを越えた彼は考える。

それは奇跡なのだろうか?
それとも必然なのだろうか?

もし
自分が届いたのであれば
それは奇跡であるし

もし
自分が流されたのであれば
それは必然であろう。

だが、

今となってはそれが
奇跡であろうが、必然であろうがどうだって良い。


消えぬ残り香と体温と音色に、
未だ彼は抱かれたまま。


考える事をやめ、彼は想う。

その日に向かってまた歩き始める。

叶った19年来の夢を胸に

次は1656km北に在る川まで。

「私は今、生きることに夢中だ。
 人生の変化、色、様々な動きを愛している。
 話ができること、見えること、音が聞こえること、歩けること、
 音楽や絵画を楽しめること、それは全くの奇跡だ。」
   by アルトゥール・ルービンシュタイン

He beyond 19 years and 1,028Mile and think.

Is it a miracle?
Or is it necessity?

It is a miracle if I arrived.

It will be necessity if I was flowed down.

However,

At this time
I do not matter even if it is a miracle or necessity.

He is still embraced in
lingering scent,body heat and beautiful tone not to disappear.

He stop thinking and yearn for.

I begin to walk towards the day.

While holding the dream of 19 years when it came true,

until arriving at the river which is 1,028Mile north.

"I am crazy about that I live now.
 I love the change of the life, a color, various movement.
 Being able to talk, see it, hear a sound, walk, enjoy music and the picture.
 It is a wondrous miracle."

 by Arthur Rubinstein


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